プロジェクト → Startupbootcamp Scale Osaka コホート#3(第3期) → Facil’iti Japon
FACIL’iti Japonはウェブサイトアクセシビリティ向上サービスを開発し、視覚・動作・認識の症状に応じて、画面を自動的に最適化するソリューションを提供しています。

ウェブ: https://www.facil-iti.jp/
カテゴリー: ITソリューション・アクセシビリティ、障がい者向けテック
会社所在地: 日本、フランス
Webサイトにおけるデジタルアクセシビリティツールの提供
「FACIL’iti」 とは、ウェブアクセシビリティのためのユニバーサルなソリューションのひとつです。
FACIL’itiは、身体・感覚・認知のいずれかの障がいを持つ人もそうでない人もすべての人が快適なデジタル体験ができるようにウェブサイトのアクセシビリティ確保をサポートします。FACIL’itiは、自分に合った設定を作成すると、FACIL’itiをインストールしたすべてのサイトでのブラウジングを自動的に適応させるソリューションです。
企業、政府機関、行政機関、地方自治体、ECサイトなどですべてのユーザーが快適なデジタル体験ができるよう、サービスを提供しています。
FACIL’itiは、マルチブラウザ、マルチプラットフォーム(パソコン、タブレット、スマートフォン)で、ほとんどのWebサイトに対応した新しいデジタルソリューションです。
私たちが提供するこのデジタルソリューションは、すべての人が快適なデジタル生活を送れるように、継続的な研究と定期的なアップデートを行い、常により良いデジタル体験をすべての人に提供できるように努めています。
FACIL’itiの導入に関しては、制作側サイトの再構築は不要、コンテンツを変更する必要もありません。サイトのオリジナルデザイン、コード、コンテンツ、レイアウトはそのまま、1つのタグを挿入するだけでウェブサイトのアクセシビリティが確保できます。もちろんFACIL’itiを導入しても、サービス品質に影響を与えることはありません。FACIL’itiを導入したサイトでは、ユーザーはとてもシンプルな設定のみで自分に最適な環境でウェブサイトを利用することができる画期的なソリューションです。
事業のパートナー

Facil'iti Japonの事業内容についてお聞かせください。Facil'iti Japonとは、どんな会社なのでしょうか?
当社はウェブアクセシビリティソリューション「FACIL'iti 」の研究・開発・提供を事業としています。
FACIL'itiは、フランスのソーシャルベンチャーFACIL'iti SASが、障がい者団体をはじめとする多くの団体と5年間にわたり共同開発した画期的なデジタル・アクセシビリティ・ソリューションです。
視覚、行動、認知の3つの軸から、Webサイトをより快適にデジタル体験できるように、Webサイトのアクセシビリティを向上させることを目的としています。
日本では、まだまだデジタルアクセシビリティに対する認知度が低いのが現状です。私たちはFACIL'itiのサービスを広めるだけでなく、日本におけるデジタル・アクセシビリティの重要性について積極的に啓蒙活動を行っています。そして、私たちのソリューションで、日本のデジタル社会をより快適なものにすることが、私たちの事業だと信じています。
また、日本のユーザーの声にも積極的に耳を傾け、日本のユーザーにとってより良いソリューションになるよう改善していきます。
これまでの起業への旅はどのようなものでしたか?
イヴ・コルヌはFACIL'itiのマネージングディレクター、FACIL'itiジャポン株式会社のCEO、ヌーベル=アキテーヌのフランス外国貿易顧問の副社長です。ソルボンヌ大学で文学を学び(1985-1990)、2008年にEM LyonでMBAを取得。オートクチュール業界の歴史ある絹織物会社のCEOを経て、FACIL'itiフランス本社の設立時にフレデリック・スドロと出会い、参画を決めました。以降、自身のネットワークを活かして、スタートアップ企業を世界レベルに引き上げるため、設立1年目から日本に子会社を設立することを決意しました。
なぜ、Startupbootcamp Scale Osakaのプログラムに参加したのですか?
SBC Scale Osakaのプログラム内容、これまでの実績、優秀なパートナー企業に大変魅力を感じ今回応募に至りました。
Facil'iti Japonがスマートシティやスマートリビングの構築において、どのように作用しますか?
私たちは、全ての人が快適に暮らすためには、デジタルアクセシビリティが不可欠であると考えています。スマートシティへ移行するにあたっては、自治体やパートナー企業とともに、デジタルアクセシビリティの重要性を広めるための広報活動やデモンストレーションを積極的に行っていくことが重要となるでしょう。
プログラムを通して、これまでの道のりにおいて体験したものはどのようなものでしたか?
パートナー企業は私たちのビジョンやビジネスを理解の上、共感いただき、とても協力的であったため、非常に有益なプログラムでした。
プログラム期間中に得た最大の教訓は何ですか?
日本のユーザーが満足するサービスの質のレベルは非常に高く、日本ならではのきめ細かな配慮が必要であることが分かりました。これはパートナー企業に対しても同等です。彼らは本質的なこと以上に、ユーザーへの配慮を重要視していますので、これをクリアして、より良いサービスを提供できれば、日本市場は非常に良い市場になると思います
今後の貴社の将来像について、意気込みを教えてください。
次のステップ に向けて、すでにパートナー企業との話し合いを始める準備が整っています。次の目標は、私たちのソリューションを正式にWebサイトに導入し、パートナー企業内の他のWebサイトにも適宜導入していくことです。そうすることで、日本でのビジネス規模を拡大していきたいと思います。
デモデイピッチ資料
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コホート#3(第3期)
スタートアップの詳細
他のスタートアップの情報:
BeBridge, Coco & Lucas’ Kitchen, CopperTree Analytics, Facil’iti Japon, SoWork, Transreport, Velodash