プロジェクト → Startupbootcamp Scale Osaka コホート#1(第1期) → Natural Machines
Natural Machines、Foodiniの開発企業です。3Dフードプリンターは、個人の趣向に合わせた食品作り、より健康を意識した食生活、キッチンの効率化促進、食品廃棄物を削減に寄与していきます。

ウェブ: naturalmachines.com
カテゴリー: ヘルス&ウェルビーイング – フードテック
会社所在地: スペイン
イノベーションキッチンソリューション。3DフードプリンターFoodiniの開発 – 食物のパーソナライゼーション、健康的な食事、キッチンの効率向上、食物廃棄の削減。現在は阪急と電通と共に実証実験を実施中。
我々のゴールは、食事のクオリティと品質を上げ、人々の食生活をコントロールするのを簡単にし、フードロスを減らすことで環境にポジティブンな影響を与えることです。国連のサステイナブルデベロップメントの12項:責任のある消費と生産を更に推進します。我々の最初の製品は、3DプリンティングフードキッチンのFoodiniです。3Dプリンターはユーザーを製造業者にします。
事業のパートナー


Natural Machinesは何をしている会社ですか?
Natural Machinesは、バルセロナ(スペイン)、ニューヨーク(アメリカ)、ミラノ/トリノ(イタリア)、北京(中国)に拠点を置いています。弊社はすでに30以上の賞を受賞しており、VCの支援を受けています。 我々は、住民と環境の両方にとって、より持続可能なライフスタイルを導き、より健康的でより持続可能な地球に貢献するように個人を鼓舞したいと考えています。我々の目標は、食品の品質と楽しさを改善するあらゆる種類の革新的なキッチンソリューションを生み出し、すべての食品を管理しやすく、かつフードロスや食品廃棄を減らすことで環境によい影響を与えやすくすることです。 我々は、国連持続可能な開発目標の目標#12の推進、責任ある消費と生産をさらに促進します。我々の最初にリリースされた製品であるFoodiniは、3Dフードプリンターキッチン器具で、食品のパーソナライズ、健康的な食事、キッチン効率の向上、食品廃棄物の削減を実現します。プリントには本物で自然で新鮮な食材を使用します。食品、栄養、プレゼンテーションをカスタマイズし、必要な量だけプリントします。この3Dプリンターの前提として、ユーザーが製造者になります。同じ概念がFoodiniにも当てはまります。Foodiniは、エンドユーザーが自分の新鮮な食材で満たすことのできるフードカプセルで動作します。あなたが、スーパーマーケットで購入するパッケージ食品などの食品メーカーの製品を食べる場合は、実際にはすでに3Dプリントされたものを食べることになります。この包装された食品は、食品製造業者によって取り込まれ、機械に押し込まれ加工され、形成されます。同じコンセプトを取り入れ、大規模な食品製造施設を縮小し、キッチンカウンター用のスタイリッシュな家電製品にしました。しかし、大きな違いは新鮮な食材を使用できることです。
あなた/創業者はどのようにしてアイディアを思いつきましたか?
Natural MachinesとFoodiniは、他の多くの企業のアイディアが始まったように、友人との会話から始まりました。この友人は甘いものを製造するビーガンベーカリーを所有しており、原産国以外で事業を拡大していました。しかし、そのためにコストに問題がありました。製品コストの80%が製造や流通に紐づいていた一方で、原材料と人件費は20%しか占めていませんでした。中央の場所で製造して完成品を出荷するのではなく、理想的にはミニ製造キッチン用品が多くの個別の場所に存在するという考えが浮かび、商品の製造の複雑さを最小限に抑えながら、中央の製造と流通コストを削減しました。
あなたとあなたのチームについて教えてください。
我々は、型破りな冒険家であり、カオスな創造者であり、また人々がより健康的な食事をできるように食べ物・テクノロジー・デザインを組み合わせることに柔軟でありながら現実的な情熱を持ち合わせるクレイジーな信者でもあります。我々は自分たちの仕事を愛し、常に「正しいことをする」よう努めています…新鮮なプリントされた食品とスナックを同時に提供します。 Emilioが10代の頃、サイバネティックス(人工知能とロボット工学の混合)の学位を取得したかったのですが、当時その学位がなかったため、2番目の最適な選択である工学の学位を取得しました。彼は、元の用途以外の技術の代替アプリケーションを探すのが好きで、このことは3Dプリントを食品に適用できると考えた理由の1つになります。彼は、テクノロジーの分野において20年以上の実践経験を持ち、グローバル市場と技術革新において実績があります。直近では、Telefónicaの戦略およびイノベーションマネージャーであり、シードキャピタルの調達、チーム組成、競争力と持続可能性を得るための破壊的なビジネスモデルの開発などを含む、複数のグローバルなスタートアッププロジェクトを成功に導きました。 Emilioは、人々がよりよいライフスタイルを手に入れるのに役立つロボットを作ることを常に考えていました。
Natural Machinesの代替品はありますか?
市場には、他のフードプリンターがいつくかありますが、Foodiniはキッチン用品としてゼロから設計された唯一のプリンターです。つまり、使いやすく、複数の材料で作業でき、清掃は簡単で、メンテナンス不要であり、適切な認証・特許・工場ラインが整っています。 我々が築いたものが、エンジニアのデバイスではなく、将来的に一般的なキッチン家電になることを常に目標としています。
ターゲット顧客はだれですか?
現在、シェフ、レストラン、ホテル、小売店、食品ブランド、学校、病院、高齢者介護センターなど、食品のパーソナライズを必要とする専門家と協業しています。将来的には、すでに生産ラインのセットアップ段階にある特許済みのレーザー調理技術を使ってプリントおよび調理できるデバイスであるFoodini Proとともにに、最終消費者をターゲットとする予定です。
あなたの製品は業界でどのように差別化していますか?
消費者が消費時に必要な食品を作成するオプションを提供するほか、食品産業と協力して食品廃棄物とエネルギー消費量を削減し、調理に使う油と水の必要性を減らし、そして産業全体をもう少し持続可能なものにします。
Natural Machinesのマイルストーンは何ですか?
2012年に開始し、それ以来、製品開発、特許申請(一部は承認済み)、工場ラインの準備をおこない、販売を始めました。現在、売り上げ拡大に焦点を当て規模を拡大しています。Demo Day後、2020年に損益分岐点に達し、FoodiniのB2Cバージョン(Foodini Pro)をローンチすることを目標としています。
なぜ日本をターゲットにしようと考えたのですか?
弊社の製品は現地市場に適合しておらず、マーケティングや販売がまだ不十分ですが、すでに日本のお客様がいます。日本では、高齢化が進んでおり(我々は、高齢者ケアにおいて急速に成長しています)、また豊かな社会でもあり、新しい技術を試すことを求めているため、魅力的な市場であると考えています。我々にとって、日本での成功を示すことはAPACでの売り上げ向上に役立ちます。