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プロジェクト  →  Startupbootcamp Scale Osaka コホート#3(第3期)  →  Transreport

Transreport Limited: 障がいのある方が自由に移動できる社会の構築を目指し、公共交通機関の利用困難者向け支援アプリ「Passenger Assistance(パッセンジャー・アシスタンス)」を開発。

ウェブ: https://www.passengerassistance.com/
カテゴリー: 交通・モビリティ、ITソリューション・アクセシビリティ、障がい者向けテック
会社所在地: イギリス

より良い旅のために

当社は、モビリティXアクセシビリティに特化したテクノロジー企業です。私たちは、お客様にどのような要件や制限があろうとも、全ての公共機関を利用する乗客に満足いただける革新的なソフトウェアを設計・開発しています。当社の主力技術である「Passenger Assistance」は、既に英国の鉄道会社全24社に導入され、障がいを持つ乗客(目視できるもの、できないものを含む)が毎日の通勤・通学やプライベートなど全ての利用用途に対応できるようにしています。当社の技術エンジニア達は、障がいのある乗客や高齢者の乗客の立場にたって、真摯に向き合える才能ある集団であることを誇りにしています。私たちの「善意に技術を」のビジネスモデルは、社会の根底と経済の両面から評価をいただき、業界と乗客の両方から多くのイノベーション賞を受賞しています。私たちは、これまでの成果を誇りに思うと同時に、更なる革新と成長に邁進してまいります。

私たちは、日本でこの技術を展開できることを楽しみにしており、この機会を十分に活用し、日本の公共交通ネットワークのアクセシビリティを向上するのに貢献したいと考えています。

事業のパートナー

Transreportの事業内容についてお聞かせください。Transreportとは、どんな会社なのでしょうか?

当社は、交通分野における革新的なアシストソリューションの提供に注力するテクノロジー企業です。英国鉄道業界全体の公式旅行支援プラットフォームとなった当社の主力技術 「Passenger Assistance」をはじめ、業界をリードする製品を開発しています。当社のソフトウェアは、アクセシビリティの要件にかかわらず、どのようなお客様でも、公共交通機関を利用する何百万人もの乗客の旅行体験を向上させることができます。私たちは、サポートを必要とする乗客層をのニーズを真に理解し、交通事業者が最高レベルのサービスを提供できるよう支援する、才能ある技術のパイオニアからなる組織であることを誇りにしています。

 

これまでの起業への旅はどのようなものでしたか?

当社は2016年に設立され、これまでに数百万ポンドの投資を受けています。昨年、英国で主力技術である 「Passenger Assistance 」を発表し、現在は英国内の全24社からなる全ての鉄道事業者と連携しています。私たちは「善意に技術を」をモットーに、私たちの技術で真の社会的インパクトを達成することにあります。

 

なぜ、Startupbootcamp Scale Osakaのプログラムに参加したのですか?

当社は、交通事業をグローバルに民主化することを使命としています。私たちは英国全土において、これを達成してきましたが、今回は日本でこれを再現しようとしています。日本の交通分野は、その品質とサービスの良さで世界に知られています。このことにより日本はスマートシティと先進的なモビリティの開発における世界的なハブとしての地位を固めることができました。日本の政府機関や企業は、アクセシビリティに対し障害となる主要な課題を特定し始めており、Transreportの技術はこれらの課題に直接対処することができます。例えば、日本は世界でも最も高齢化が進んでいる国の一つです。高齢者や障がい者が経済的に活動するようになり、公共交通機関を利用する乗客となり、当社技術によってアクセシビリテを向上させることを想定しています。

さらに、当社の目標は、SBC Scale Osakaのプログラム目標と共鳴していました。私たちは、グローバルな技術を結集し、輸送の分野で新たな価値を創造していきたいと考えています。また、私たちは「国境のない協力」を信じており、このプログラムのビジョンに貢献できることを確信しています。

 

Transreportがスマートシティやスマートリビングの構築において、どのように作用しますか?

当社の技術は、スマートシティモデルの重要な柱である交通インフラの整備と、そのインフラが全ての人に平等にアクセスできることを保証することに対応するものです。スマートシティモデルへの移行に際しては、政府の規制等が変化することが世界中で確認されています、これらの変化は主に、交通におけるさまざまな層の多様なニーズを満たすことを目的としていると考えられ、企業も国家機関も、その義務を果たし、顧客に最適なサービスを提供するために、革新的なテクノロジーに多額の投資を行っています。当社のアプリは、誰もが安全性と快適性の両方を備えた交通サービスを利用できることを可能にするものです。私たちの製品は、すべての人々がスマートな生活を送れるように設計されており、すでにスマートシティとして発展しているロンドンにうまく統合されています。当社のミッションである「交通事業の民主化」は、スマートシティの構築に必要な価値を提供し、顧客がより社会に積極的な役割を果たすことができるサービスを期待する時代へと切り変わっていく変革への到来を告げているのです。

 

プログラムを通して、これまでの道のりにおいて体験したものはどのようなものでしたか?

私たちのチームは、SBC Scale Osakaのプログラムを通じて、沢山のベネフィットを享受し、とても有益な経験であったと満足しています。プログラムに参加した様々なパートナーやメンターとの出会いを通じてネットワークを広げ、私たちが開発した技術をどのように使うかについて新しい議論や対話が始まりました。SBC Scale Osaka では、交通事業に関する数十年の歴史や業界知識を持つ重要なステークホルダーと知り合うことができ、日本市場への進出をより円滑に進めることができました。

当社は、英国において交通事業者である大企業とのコラボレーション経験が豊富で、関係性を保つことに精通していますが、より多くの部門チャネルと社内手順を持つ日本の大企業とのコミュニケーションには複雑さがあることを理解しています。こうした課題に正面から取り組み、文化の違いを理解し、その違いをスタートアップ企業としてとパートナー企業との相互関係にどのように生かすかが重要だと考えています。

 

プログラム期間中に得た最大の教訓は何ですか?

今回の、SBC Scale Osakaは完全にバーチャル環境で行われたため、全ての事柄において影響がありました。当社はCovid-19を踏まえて、バーチャル環境でのビジネス活動を始めるべく適宜対応してきました。しかし、今回のプログラムでは、不慣れな市場ということもあり、予測不明な点が多く、新しいリスクが浮き彫りになりました。対面でのビジネスとは違い、バーチャルな場では、業界の慣習や会社の詳細を十分に理解し、把握することは難しいのですが、わからないことは必ず質問するようにしました。

 

今後の貴社の将来像について、意気込みを教えてください。

今後に向けて当社は、「Passenger Assistance」が、あらゆる障がいを持つ乗客がサポートをリクエストし、旅程を組むことができるマルチモードな旅プランナーとなることを目指しています。当社は、皆様の旅を端から端までを網羅する、エンド・ツー・エンド(E2E)のアクセシブルな旅となるよう、さまざまな交通事業者やこの分野で活躍する他の専門家に働きかけていきたいと考えています。

引き続き、日本でこの旅を楽しんでいきたいと思います。

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